第88回 全国高校野球選手権 南北海道大会
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  決勝戦  


駒大苫小牧・投打で圧倒! 大会史上初の4連覇!

札幌光星打線に投球する田中将大 大会4連覇を達成しNO.1ポーズをする駒苫ナイン
札幌光星打線に対して投球する田中将大 大会4連覇を達成しNO.1ポーズをする駒苫ナイン
 

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7月25日(火) 試合開始:13:00  〜円山球場〜
   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
札幌光星
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
駒大苫小牧 1 1 3 1 2 2 0 1 X 11

 投手:[札幌光星]柳原  [駒大苫小牧]田中
 本塁打:[札幌光星]太田  [駒大苫小牧]鷲谷2、三木


 
■駒大苫小牧・史上初の南北海道大会4連覇! 

 7月25日、札幌円山球場にて駒大苫小牧と札幌光星による第88回全国高校野球選手権・南北海道大会の決勝戦が行われた。駒大苫小牧の先発・田中将大は毎回のようにランナーを背負うものの、要所を締め、序盤を無失点で切り抜ける。一方、駒大苫小牧の打線は、序盤から札幌光星の先発・柳原を攻め、鷲谷の2本塁打、三木の本塁打などで6回まで毎回得点。田中は6回に大会唯一の失点となるソロ本塁打を浴びるも失点はその1点のみで、毎回の16奪三振を奪う。結局、終わってみれば駒大苫小牧11-1札幌光星の大差で、史上初となる南北海道大会4連覇を達成した。



■見事な両校の応援合戦!

 この試合では決勝戦という事もあり、両校とも全校応援で熱い応援合戦が繰り広げられた。駒大苫小牧の応援の素晴らしさは毎回のことだが、札幌光星も男子校だけあって、声の声援に力があり、負けていなかった。 試合終了後は健闘を称えあい、エール交換も行われ、札幌光星からは「全国制覇! 全国制覇!」の声が響き渡った。一昔前の北海道では想像もできなかった全国制覇という言葉。しかし、57年ぶりに夏連覇を果たした後も、公式を無敗で勝ち続けた駒大苫小牧にとって、現実離れしない相応しいエールであった。

駒大苫小牧・応援風景 札幌光星・応援風景
今や全国でも有名となった駒大苫小牧応援団 力強い応援で圧倒する札幌光星応援団


 ※動画コーナーに両校の応援団の様子や札幌光星による「全国制覇!」のエールの様子などあります♪



〜 大会総括 〜
 今大会の注目は、なんといっても04年、05年と夏の甲子園2連覇を達成し、超強豪校となった駒大苫小牧。05年は甲子園優勝に続き、国体、明治神宮大会と続けて全国大会で優勝。06年・センバツ大会での優勝も期待されたが、不祥事により辞退。その悔しさをバネに臨んだ春季北海道大会では見事に優勝。そして今大会では、南北海道大会初の4連覇達成へ全国からも注目が集まった。
 その駒大苫小牧は準決勝で、プロ注目の右腕・植村を擁する北照と対戦。この試合では1安打しか打てなかったものの、北照のミスにも付け込み、苦しみながらも勝利。決勝戦では、平日にも関わらず2万4千人の観客が見守る中、札幌光星を相手に11-1の大差で勝利し、南北海道大会史上初の4連覇を果たした。
 また、今大会は、悪天候の日が多く、一部の試合が雨天コールドゲームになった他、順延も相次ぎ、当初の日程よりも2日間順延するなど、天候には恵まれない大会であった。

[記事作成日]2008年8月6日



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